2008年01月27日のアーカイブ
「40歳からのサッカー」 シニア呼び込むJ体操
「笑顔でやって下さいね。体の柔らかさには個人差がありますから、無理に曲げないでください」。さいたま市の大宮東公民館。J1大宮アルディージャのトレーナーが、60歳代から80歳代の男女9人にストレッチの指導をしていた。
次は、寝返り。「これだけで腹筋、背筋を使います。家で『ゴロゴロばかりして』と言われたら、『運動してるんだ』と威張ってください」。大宮は昨年、こうした高齢者向けストレッチ教室を6回開いた。
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Jリーグは今年度から、厚生労働省などの助成を受けて介護予防事業を始めた。各クラブが持つトレーニングノウハウを、高齢者の健康維持に活用する。まず介護サービスありきの発想から、介護が必要な高齢者を減らそうという政策転換に呼応したものだ。29クラブが様々なやり方で参加している。
J1清水エスパルスが50歳以上の男女を対象にする「サッカーフィットネス」は、シニア世代がサッカーなどスポーツを楽しめる体作りの準備としても最適。要は負荷を軽くしたエアロビクスだが、全天候型のフットサル場で行う。「室内と違い、開放的で爽快(そうかい)感がある。人工芝の上なので、ひざや腰にも優しい」と講師の女性。
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地元で収穫したそば粉をこね、伸ばす作業が適度な運動になる「そば打ち体験」(J2ベガルタ仙台)や、伝統文化をアレンジした「阿波踊り体操」(J2徳島ヴォルティス)など、ユニークなものもある。
「高齢者には外出自体が運動」と、Jリーグの担当者は多様なアイデアを歓迎する。「これまで、集客面で高齢者へのアプローチをあきらめていた面があるが、この事業を通じ、地元クラブを好きになってもらうきっかけにもなる」
日本サッカー協会のシニア委員長を務める釜本邦茂副会長は、「シニアへの普及は、Jリーグ百年構想にもしっかり加えるべきだ」と話す。
競技そのものではないサッカーも、シニア世代の身の回りにはある。
朝日新聞 - 2008年01月26日
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